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- 作者: 弘兼憲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/05
- メディア: 文庫
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とうとう捕まってしまいましたね、ライブドアの社長。まあイタリアに居ると言っても、家にネット回線が引いてあるので、日本の情報はネット上のニュースだけなら知ることができます。特に今回のことはことが大きいせいか、色んな記事が見れます。
しかし思ったよりあまりに早い逮捕だったので、びっくりしました。でも検察側はだいぶ前から準備していて、この時を着々と狙っていたのですね。まあ、そんなこんなで捕まる前の会社に篭っている社長の姿とかを想像していたら、なんか弘兼憲史の漫画みたいだなと思い、この漫画を思い出しました。
作者は「課長島耕作」で有名だけど、これは探偵が主人公の漫画です。弘兼憲史お得意の社会問題ネタが多いのですけど、確かこの巻あたりでM&Aの話が出てきて、株取引の世界の話になります。確か最後のほうは堅気じゃない人たちが出てくるのだけど、現実の世界の事件も一筋縄じゃいかなそうですね。
しかし株というのが不思議だと思うのは、こうやって株が大暴落して損した人々がたくさん出てくるけど、逆にそのマイナスの部分のお金を得て得した人がほとんど居ないような気がすることです。株主が出したお金はどこへ行ったのでしょうね?それともちゃんと儲けている人たちは居るのかな?考えれば考えるほど狸に化かされた気分です。