昨日は気が付いたら外が騒がしくて、年越してました。外では若者が花火と爆竹鳴らして喜んでたけど。しかし、やっぱり年末は日本のほうが良いですね。初詣とかないもんな。


まあ、せっかくイタリアにいるのだからと言うことでこっちの正月料理も作ってみました。ザンポーネという肉料理です。最近はスーパーに行くとパネトーネというプリン型のでかいケーキと、ザンポーネという豚の足形をした肉が売られているのがよく目に付きます。パネットーネはまえ語学学校にいたときに先生から話を聞いたことがあるから知ってますが、ザンポーネは何なのかよく分かりませんでした。ちなみにパネットーネとは、ケーキ生地にドライフルーツを入れた素朴なケーキが基本ですが、他にもチョコレートでおおった物など色々あるみたいです。クリスマスシーズンに食べるのが基本らしいです。

それで家に帰ってインターネットで調べてみると、このザンポーネとは正月に食べる料理で、豚の足に肉を詰めたものなのですね。それならいっちょ食ってみるかということで、やってみました。で買ってきたザンポーネはアルミの袋に真空パックされているらしく、お湯で温めて袋から出し切るだけのようです。それでインターネットでは、付け合せにレンズ豆が縁起がいいと書いてあったので、トマトソースを作って豆を一緒に煮ました。

そして茹で上がったザンポーネを鍋からだし、袋を切ってまな板に出そうとすると、デロデロデロー!とすごい油が出てきてあたり一面ひどいことになってしまいました。袋の中を見ると、豚足が入っていて爪らしきものが見えます。とりあえずこの油を流しに捨ててまな板に出してみると、デン!と豚の足が横たわっています。爪先と逆の端っこの方は紐で縛ってあり、こちらから肉を詰めたみたいです。まあ一瞬ひるみつつも包丁を入れて輪切りにスライスしてみるとすごく柔らかく、豚足の皮の部分はぷるぷるしてます。どうもさっきの油はコラーゲンのようです、糊のようにまな板に張り付いています。

そしてさっき作ったレンズマメのトマトソースの上に盛り合わせて食べました。袋開けたときはスゴイ臭いしていたのですが、食べるときは臭いなど気にならず、なかなか旨かったです。しかし食べ過ぎたので、今日は胃がもたれました。酒も飲みすぎました。そんな訳で今年はテンション低く始めていきます。