小学校の頃、学校の教科書を見てとりあえず一番最後のほうのページが気になった。で、貰ったばかりの新しい教科書を見てみると、そっけない終わり方でがっくりした覚えがある。要するに終わりの挨拶もなく普通に終わっているのだ。たとえば歴史の教科書などは最終的に現在の話になって終わるが、終わり方が「〜そしてオレンジ牛肉の輸入自由化の波が来て、日本の農家に波紋を広げた」とかで終わって、がっくりした覚えがある。その頃は、一年間付き合う教科書なのに何なんだよ!と思った。一年間一緒に勉強する教科書なのにさよならの言葉もなく終わるのかよ!とも思った。しかし一年後、教科書の終わりまで授業が進むのは稀なことだから仕方が無いのとも思った。

しかしイタリアのデザイン史の教科書を買ってみたら、最後に著者のあとがきみたいのが書いてあって、読めないけどちょっと良いと思った。


ちなみに今日はモデル製作の授業でした。今やっている課題はスピードフォルムなるものをデザインして、それを硬いポリエステルみたいな材料で削って作れという授業です。しかしこのモデル製作の授業はやたらと時間がかかってクセ者です。大学の頃は絵もロクに描かずに、クルマのモデルばっかり作っていたら全然絵が上手くならなくて、今の自分が居るのですから。だから今の学校ではモデルの製作はほどほどにして、絵を描くことを重視しようと思います。しかし、適度に手を抜くことって難しいな。