日本に帰ってきました。

久しぶりですが、一年ぶりぐらいじゃ人も街もそんなに変わらないですね。変わったと思うのは、広告の写真の織田祐二が少し老けたかなと言うぐらいな感想です。少し安心しました。


イタリア出発時の前日9日の夜はローマに居たのですけど、イタリアがW杯優勝したので激しく街が騒いでました。

トリノからローマに着いたのはその日の4時半なのですけど、まず最初に予約していたホテルがシングルの部屋でなく、ドミトリー(ツインすっ飛ばしていきなり四人部屋って何よ)だったのでさっそく「嘘ついたのか」と言う話になりました。

まあしかし疲れていたし、いわれがままにそのホテルが紹介したそこよりちょっと高いホテルに行きました。それでホテルに荷物を置いて、決勝戦が始まるまでぶらぶらと外を歩いていたのですけど、気がついたらバール(bar)の前に人だかりができていました。なんと、決勝戦を夜の9時からだと思っていたら、8時からだったんですね。夜の試合は毎回9時からやってたので、この日もそうだと思ったらすでに盛り上がってました。

そして人影から見てみると、いきなりフランスが点を取ったじゃないですか。あまりの唐突さに自分のことを疫病神かと思いました。しかしその後イタリアが追いつき同点、最後はPK勝ちとすさまじい勢いでバールが盛り上がるのが分かりました。そこには酔っ払ってうるさいメガホンを鳴らす奴や、フランスをおおぴらに応援してイタリア人女性と口げんかになる奴や、祈りの手つきでPKを見守る少年などさまざまでした。そして優勝の瞬間は、みんな一斉に飛び跳ねるように歓声を上げてバールは祭りのようでした。

ちなみにローマでは、チルコ・マッシモというの近くの広場が巨大スクリーンを備え大盛り上がりだったようですが、怖くてそこにはとてもいけませんでした。歴史的瞬間を逃したとか、へタレだとか言われるでしょうが、俺には次の日の帰国の方が大事だったのです。ホテルに帰ったらカウンターの女の人が「みた?!みた!?勝ったわよ!」と興奮していてこっちも鍵を貰うことをすっかり忘れていました。そして女の人は鍵を渡すと「そんなわけで、私たちチャンピオン」と言ってました。その日の夜は、夜遅くまでイタリアは大騒ぎでした。


あと他にもいろいろ書こうかと思ったけど、もう眠いので今日は寝ます。おやすみなさい。