深夜特急1?香港・マカオ? (新潮文庫)

深夜特急1?香港・マカオ? (新潮文庫)

この本読んで何人の若者が、日本を旅立ったのでしょう。


しかし先週も忙しいとか書いてませんでしたっけ?まあ、今週も忙しかったです。水曜と木曜日に材料工学、クレイモデルの試験がありました。

水曜に材料工学の試験があったのですけど、そんなものはほっといて朝からクレイモデルを削っていました。実はその前に、朝8時半に郵便局に行ってきたんですが、どこをどう間違ったのか、滞在許可証を受け取るには郵便局で書類包みを受け取って、それを郵便局の窓口に提出しなければいけないと聞き行ったのです。

まあ確かに滞在許可証を申請するのにシステムが変わり、警察署ではなく郵便局の特別窓口に行かなくてはいけなくなったようですが、俺はもう3ヶ月前に申請していて、後は警察署から受け取るだけのようでした。

しかしなぜこんな間違いをしたのかというと、トリノは滞在許可証を受け取りに行く前に、警察署に自分の滞在番号を書いた携帯メールを送るのですね。そうすると「もう出来ているからいついつ来い」とか「まだ審査中」だとか返事が返ってくるのですよ。しかし俺が送ってみたところ、返事が「郵便局へいけ」だったので、周りの外国人などに聞いてみて水曜に行ったのでした。

しかし貰った包みを見ると8ページもの申請用紙があって、「こんなの書けるか」と思い、学校に行くと、ちょうどモデル製作をやっていたインド人のアナンが居たので、見せました。すると親切にも、俺は警察署で受け取ればいいということを教えてくれました。(アナンは苦労人みたいな顔をしていますけど、本当に良い奴です。)

結果、わかったことは送る番号を間違えてたのです。番号の前に「o(オー)」が付いていたのですけど、これを俺はただの丸と勘違いしていたのです。さらにはその前に手書きで「?」も付いていたのですけど、これも一緒に書いて送らないといけなかったようです。分かるか、そんなもの。番号の前に手書きのはてなが付いていたら、誰だってメモ書きだと思いますよね。

まあ、そんなこんなで、返事を受け取りました。「審査中」だって。ちなみにアナンも審査中だそうです。去年アナンは滞在許可証を受け取るのに9ヶ月かかったそうです。ペルージャは滞在許可証取るために、いちいち署まで行って出来ているかどうか確認して、原始的だったなぁと思ったけど、その代わり一ヶ月とちょっとで出来上がってました。トリノは出来てるかどうかメールで確認できるけど、その代わり恐ろしくルーズです。

と思ったら、翌日返事が来て、日にちと時間が指定してあって、来週取りに来いと書いてありました。どうやらルーズなのは俺の方のようです。来るの遅い、て怒られるかなぁ。



そういえば水曜の材料工学のテスト前に作業部屋でクレイをやっていたのですけど、誰かが「おい、日本人がきてるぞ」といきなり俺に言うので、半信半疑で入り口のほうのぞいたら、10人ぐらいの団体でびっくりしました。中年の方々で、なんでも名古屋から来たそうです。どうも気後れしてしまい、どういった理由でトリノに来たのか聞きそびれてしまいましたが、その中に一人だけ大学生がいました。話をすると車のデザインの勉強をしたいとの事で、どうもウチの学校に入るかもしれないようです。

しかし彼ら、偶然にもジゥジィアーロにあったそうです。う、うらやましい・・・・・。世界一有名なカーデザイナーと言っても過言じゃないイタリア人です。上の学年の3年生達も会ったことあるそうです。ずりーな俺たちだけかよ、会ったことないの。まあいいや、いずれビックになって、あっちから会いに来たがるようにしたるぜ、と言うことだけはでっかくしてみました。

ちなみに材料工学のテストですけど、相変わらずのカンニング天国で、もうあっちこっちで互いに答えあわせをやっているような状態でした。だからそれとなく聞いてれば、全員の答えが聞けるような状態で、まったく勉強してなかったワタクシとしては大変助かりました・・・・・いや、日本に帰ったら勉強しなおします。