先週の金曜、間抜けな泥棒がウチの鍵穴だけ盗んでいったのですけど、その後、新しい鍵穴が家のドアついてから、夜学校に行きました。

そしたらエマニュエルが、夜8時にラリーのスタートがトリノであるから見に行くか?と言うので、訳も分からず面白そうなのでついていきました。そしたらモンテカルロ・ラリーとか書いてあるのですけど、これはあの有名なモンテカルロ・ラリーですかね?ただ単にヒストリックカーレースなのか?まあ、どうでも良いや。古い車がいっぱいだ、わぁーい、わぁーい。

見ると、60年代あたりのよだれの出そうな車がその辺ブォンブォン言ってまして、我も忘れて写真を撮りまくりました。以下の文章は、完全に趣味の世界です。



これはランチア・フルヴィア・スポルト(スポーツ)ですかね。後ろが素敵です。イタリアのすばらしい曲線曲面美です。まるでバターをナイフで、スッと切り取ったような形です。イタリア人の作る面は恐ろしくきれいですね。面と面のつなぎ目に無理な部分が無いです。後付のフェンダーまで素敵。


これもランチア・フルヴィアですが、クーペです、スポルトではありません。(あってるよな?)ちょっと名前が変わるだけで、ここまで形が変わるイタリア人の恐ろしさ、なんか造形に対する熱意を感じます。

しかしこの辺のランチアは名前が紛らわしいです。フルヴィアシリーズ(小型クラス)の他に、フラヴィアシリーズ(中型クラス)、フラミニアシリーズ(大型クラス、クラスはテキトーに区別しました)と早口言葉のように並び、さらにそれぞれのシリーズ名の後にノーマル、クーペ、スポルト、etcとバリエーションが並ぶので、化学記号のように覚えるのが大変です。それでいて皆カタチが違うのです。特にフルヴィアシリーズは、全部違う車に見えます。

そういえば60年代のアルファロメオも難しいです。ジュリアにジュニアにジュリエッタシリーズと、ジュッジュッいってます。


イギリスのミニはモンテカルロで、60年代3回ほど優勝してますね。映画「ミニミニ大作戦」でもトリノで大暴れしてます。



この2台はフランス、アルピーヌですかね。上がA310で、下がA110。A110のバランスの取れたボディと定番の青いカラーが素敵です。



これもイギリス、オースティン・ヒーレーだと思うのだけど、ちょっと手元に資料が無く、はっきりしません。こう見るとフロントガラスがマッタイラですね。多分元はオープンカーだから平らでも気にならないけど、ハードトップつけると変に見えるのかな?中に乗っている親父が良いですね。


これはBMW2002ターボですね。乗っている親父の目が血走っているようにも見えますが、この人は助手席ナビゲーターの人なのであしからず。

この後、車たちはトリノをスタートして、モナコモンテカルロへと旅立ちました。しかしこうやって見ると(ネット画像じゃ小さすぎて見えませんが)イギリス車はみんな左ハンドルですね。多分、イタリア、フランスを走るからでしょうかね?だったら「イギリス車なんだから、左ハンドルなのはおかしい」とか言わず、「これは、イギリス国外用ラリー特別仕様だ!」とか言って誤魔化すのもアリですか?いや、・・・・ナシ?