今週はかなり忙しい日が続きました。火曜にステーションワゴンのデザインを終わらせなきゃいけなかったのですけど、先週までのパソコンの不調で思うように進まず、徹夜までしましたが、出来上がったものはお粗末でした。しかし、俺のデザインは他の人と比べて、強さが足りないかな、どうしたものだろう。

まあそんなこんなで次は木曜にモデル製作の試験があって、こっちも水曜と木曜に朝からやっていましたが、かなり疲れました。この時期に試験があるというのも変なのですが、まあでもこっちは結構時間をかけたせいか、出来は悪く無かったです。でも今考えると、自分のデザインした車やればよかったかなと思います。今まで二つほど作ったけど、両方とも市販の車でした。

金曜の今日はこれから、3Dモデリングの小テストです。たぶん、また二時間以内でマウスか百円ライターを作る感じの課題だと思うのですけど、結果がどうなるかは全然想像がつきません。


ところで、水曜にマッテオが「(トリノ)ポルタ・ヌォーヴァ駅の近くに中国人がやっている日本料理屋があるんだけど、ランチが安いから行かないか?」と言うので、面白そうだから行きました。行ってみるとランチが食べ放題で8.5ユーロ(約1500円)という値段ですから、悪くは無いです。店の中に入ってみると皿が回っていました。

いわゆる回転寿司方式で寿司も回っているのですが、見てみると他にも色々と回っています。例えば、中国人がやっているせいか、餃子や春巻きチャーハン、他にはフライドポテト、鶏肉のフライなどで、もちろん日本料理も回っていました。寿司は魚の種類が少なかったですけど、サーモン、白身、貝、蛸、イカかっぱ巻き、タクワン巻き、アボガド巻き、たまに海老などが回っていて、予想してたよりはおいしかったです。しかしひどかったのはガリで、マッテオが「おい!これは何だ?俺がアメリカで買った寿司にもついていたけど、まずかったぞ。」と言うので、イタリア人にはこの味はあわないかな?と思い少しとって食べると、すごく苦いやら辛いやらでむちゃくちゃでした。

寿司には直接ワサビがついていなかったのですけど、小皿の醤油に溶かしてから寿司をつけて食べると、マッテオが「ああそういう風に使うのか。俺はワサビをマスタードのようにつけて食べたから、ひどかったよ。醤油も寿司に直接ぶっかけたから、それも良くなかった」と言ってました。しかし変なのは日本酒を頼むと徳利で出てきて、外は半袖で良いくらいなのに何故か熱燗でした。多分熱燗のほうが、味を誤魔化せるんじゃないかな?と思いましたが、マッテオは「酒は熱くしても良いのか?」と驚いてました。

まあでも9ユーロほどでいくら食べてもいいのですから、たまには良いかなと思いました。ちなみに謎の寿司としては、魚を揚げたような平べったいものが乗っていた寿司で、味は佃煮みたいでした。あれはなんか、駄菓子屋で食べたことあるような気がしました。他にはカニカマボコを乗っけた寿司もあり、イタリアではカニカマボコを「ネリモノ」と呼んでいるそうです。味噌汁はインスタントなのか何なのか知らないけど、豆腐とワカメのオーソドックスなもので、学校の食堂で出るような味だけど久しぶりにおいしかったです。マッテオも気に入ってました。