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最近、世情をずっとしゃべっているラジオ局のザンザーラという番組のアナウンサーの人の声が、前にNHKの「その時歴史が動いた」のアナウンサーをやっていた松平さんの声にすごく似ていて、気になります。もちろんイタリア語なのですが、それでも声、しゃべり方どれをとっても似ていて、なんか日本語を聞いているような気分になり、不思議です。そしてそんな自然な感じで聞いているのに、イタリア語の内容が分からないのも不思議です。あとザンザーラ(蚊の意味)という番組名も不思議です。
よく声が似ていると顔も似ているというのでこのアナウンサーの写真をネットで探してみたら、ラジオ局のサイトが出てきました。Giuseppe Crucianiさん、中ごろの三枚写真がある人がそうみたいです。
http://www.radio24.ilsole24ore.com/programmi/La-Zanzara/
無骨な松平さんとは違って、優形のナイス中年で裏切られた気がしました。
ここ数日トリノは急に暖かくなってきまして、すっかり春になってしまいました。それで暖かさに誘われて、日曜の川岸を散歩したのですけど、足元を見ると積もったポプラの綿毛がやはり大量にありまして、いやな予感がしたのですが、家に帰ってから早速頭がボーっとしてきて花粉症の症状が出てきました。スギ花粉はもちろん、ヒノキ、ブタクサ、イネ、ハウスダスト等と花粉症デパートの私ですが、イタリアに来てポプラも追加されたことが分かりました。やっぱり春先の川岸は行ってはいけないようです。
まあ、こっちはスギ花粉はあまり出ない無いようだから、日本のスギ花粉地獄よりはだいぶましです。完璧に花粉症が出ない国はどこなのだろう?春に香港行ったときはかなり調子が良かったけど。
読書
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 文庫
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藤沢周平は登場人物の心の中の描写を巧みに書き分ける所がすごく優れていて、何人かの登場人物たちの心の葛藤を書きつつ、逆に謎の男や女の人たちの心情はまるで何を考えているか分からないようにしてみて、見せるべきところと隠すべきところを上手く操って物語を進めているような気がしました。これにより読み手は何人かの登場人物に感情移入して、逆に心情が語られていない側の人物たちからは人間の心の闇の部分を感じるわけです。