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- 作者: 谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/09/01
- メディア: 文庫
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風景がどうも前住んでいた所沢周辺に似ていると思い読んでいたら、西武線の脇の多摩湖自転車道が出てきたのでそうだと思った。
話の中で主人公が、この町にも富士山があったという台詞があるけど、それも調べてみると荒幡富士という小さな山が下山口駅の南の方にあったのでそれだと思った。
しかし、あの辺りは本当に散歩していて楽しいので気持ちがわかる。
住宅街と畑や森が適度に混ざりあっていくつかの川もあり線路も走っているし、若干の起伏にとんだ地形は移動すると風景が変化するので面白味がある。
良くなにもない休日には秋津から所沢まで歩いて、昼飯を食べて電車にのって帰ってきたのを思い出す。
谷口ジローの犬を飼うでも、姪っ子とキャッチボールをするシーンも多摩湖自転車道だし、どうも作者はあの辺りに詳しいか、住んでいるらしい。
あと関係ない話だが、東京ドイツ村というのが千葉にあるらしい。
東京でもなくドイツでもなくという千葉のアイデンティティ崩壊事例のようなネーミングセンスだと思った。