中華食料品店

もう十月も半ばになりましたが、早くもトリノは寒くなり始めました。

最近特に変わったことは無いのですが(あったとしてもすぐ忘れてしまうので、ここに書けない)、まあ今日は中華食料品店に行ってきました。ペルージャにもこの手の店はあったのですが、トリノではまだ行ったことがなかったので、行ってみました。行ってみると、やはりここにもお目当ての「出前一丁」が置いてあり、しかも一袋60円ほどと安い。しかし、見てみるとやはり中国で売られているようで、ほかにも牛出汁やXO醤味など日本では見られないものもありました。せっかくなので、XO醤味を一個買ってみました。ほかにも日本酒や醤油、インド系、アフリカ系の食材も売っていて見ていて楽しかったです。でもこわいから食べないけど、使い方も分からないし。
でもこの一帯は少し外人が多いんだよな。アルバニア系とかアジア系とか黒人とか。
ブランドのバッタもんの屋台とかも平気で出てるし。

そういえば中国人で思い出すことは、この前授業中にカナダ人のハイクが話した、中国人の話です。
ハイクがカナダのピザ屋で働いていたときの話、そこにデリバリーの中国人が居たそうです。そして驚くべきはこの中国人、なんと同時間にもうひとつ近くの中華レストランのデリバリーも掛け持ちしていたそうなのです。時給制だからこうすると二倍稼げるのですね。しかし、彼は時たま配達をごっちゃにしてピザを届ける家に中華料理を届けたり、逆もまたやったそうです。
そういえば映画「TAXI」で、アジア人のタクシー運転手が出てきて、時間になったらトランクで寝てたもう一人のアジア人と交代して、24時間休みなしで働けるみたいなことを主人公が言っていたな。
しかし、このハイク謎多き男です。英語とフランス語はぺらぺらに話せるのだけど、ドイツ語もだいぶいけて、あとはイタリア語とスペイン語を覚えればもう世界どこに行っても平気です。そして極めつけはアラブ語も話せること。どうも家がもともとアラブ系だったみたい。それにいま31という歳も謎なにか仕事やってたみたいだけど。

しかし、日本人はやはりトリノでは珍しい部類に入るのかな?道とか歩いていると「お前、日本人か?デヘへへ」とか声かけてくるし。まあ大体、変な外人だったり、変な親父だったりするんだけど。あと良く「いま何時だ?」とか聞いてきます。日本人だから正確な時計とか言うイメージがあるのかな?そういえば、前に語学学校で先生に「いま何時?」と聞かれて、「時計を見たら日本の時計は優れているからね」と言われたので、「これスウォッチだよ」と答えたら、「オー!スイスのハイテクノロジー!」とか言って苦笑してました。