たまにはイタリアらしいことでも書きましょうかね。

こっちではほぼ一人暮らしのような生活なのですが、(同居人がいますが)飯も自分で作ります。しかし学校が忙しくなると料理にも手が回らなくなるので、モットーは早く、簡単、無駄がないという感じです。そこでよく作るのが、ツナのクリームトマトソーススパゲッティなんですね。これを一回作ると四食分は食いつなげるので(本当は分量的に3回分ぐらいですが)、週末などに作って授業のある日の夜(授業は大体夕方から始まるので、帰ってくるのが夜10時とかになるのです)などに良く食べます。

作り方はまず鍋にスライスしたニンニク(一欠けらか二欠片)をオリーブオイルで炒め、次にツナ缶(160g)を入れてさらに少し炒めます。その後、楕円のトマト1缶(ホールトマト)を入れて、グデグデになるまで弱火で煮ます。そして途中で水に浸けて戻しておいた乾燥キノコ(ポルチーニ茸?)を絞って、少量の牛乳に浸し、その後そのままソースの鍋に入れてまた煮ます。まあ煮る時間は本当にテキトーなのですが、どろっとしたのが好きなので二時間かそれぐらいやります。そして火を止めるちょっと前に生クリーム(好きな量様子を見て)を入れてかき混ぜます。それで大事なのはこのソースをすぐ食べないで、一晩ぐらい置くといい感じになるんですね。その後は茹で上がったスパゲッティをオリーブオイルを引いたフライパンで炒め、チビチビとこのソースを絡めて、だいたい白ワインで炒めておいた冷凍の貝とか混ぜるのですが、これが結構毎日食べても飽きないんです。これであと、200円ぐらいの1リットルパックのワインを飲みながら食べています。ちなみにこれはイタリア料理のようで、そうじゃないかもしれません。自分でテキトーに考えたので。

しかし、ひとつ不思議なのは使っているスパゲッティが1kg60円ぐらいの一番安いやつなんですが、それでも日本のスパゲッティより腰があって美味いなと思います。多分水のせいじゃないかと、睨んでいるんですが。こっちの水は硬いといわれるようで、もしかしたらそれが茹でたパスタの歯ごたえにも影響しているんじゃないでしょうか。


ちなみに今日は、朝四時半起きで警察署に行き、滞在許可証の申請をしました。窓口で少しなんか言われたのですけど、まあぎりぎり見逃してくれたようで、二ヵ月後にはできるそうです、書類に不備がなければ・・・・、まあでもこればかりは心配してもしょうがないので、とりあえず書類が通ったということで良しとしましょうか。少しほっとしました。しかし、両手の指紋もべったりととられてきましたよ。指一本一本から手のひらまで余すところなく。

そして授業も初日で、久しぶりに懐かしい顔たちに会いました。やっぱり授業が始まると面白いや。しかし三時間イタリア語を聞き続けるのは久しぶりだから疲れた。

・飽きた、うんざりした stufo
・重大さ、本質 entita
・補助の、予備の ausiliario
・相互作用 interazione
・親しみやすさ accessibilita

急に単語の内容がレベルアップしたな。授業があったから、わからない単語をいっぱい調べたせいですね。ところで親にメールを送ったんだけど、見てくれたかな。返事がほしいのだけど。