なんか家のベットがどんどん壊れていくな。最初にばねが飛んだと思ったら、今度はローラーが外れたよ。やっぱり折りたたみソファベットは安物だとだめだな。いずれぶっ壊れたら、大家になんて言おうか。大家が買ったのだが、こうやって壊れていくのは俺のせいじゃないよ。


試験も終わって、後期の時間割が発表されましたが、不満の声が上がっています。隣のA組と我々のB組の先生が違うのです。特に問題となっているのは、カーボディデザインの授業でインテリアを得意とする先生が教えるということです。隣のクラスは前期と同じくピニンファリーナから来ているルーカがカーボディデザインを教えます。うちのクラスメイトの考えでは、ルーカが前期A組を教えて、後期B組を教えると思っていたようですが、裏切られた形になったようです。まあそれほど、みんなのピニンファリーナへの憧れが強いことも示します。

しかし、俺からなんとも言えませんね。A組とB組だとかなりデザインの性格が違いますから。確かにA組はレベルも高いし、絵のテクニックも優れています。しかしみんな同じ車にも見えて、どうもあちらはお互いの競争心が強いあまり、デザインも優等生ばかりのような気がします。他人の目に脅迫されているような感じです。それに比べてうちのB組は個性が強く、自分勝手にやっている奴が多いようです。そんな訳で出来る車もいろいろなものが出てくるんですね。もし学校がその辺を考えているとしたら、この時間割はあっているのかもしれません。

と、良いよう考えるとこうなのですが、悪い風に考えると学校はB組を切り捨てて、優秀なA組に重点を置き始めたということになります。どうやらみんなはそう思っているようです。まあどうかな。とりあえず、ボディデザインの先生がどんな様子か見てから判断してみましょうか。前期のボディデザインの先生、ミリテッロだって良い先生じゃないってみんな言ってたけど、俺にとっては悪く無かったです。おかげで今回のホンダSUVができたし。俺一人じゃ、あそこまで出来ないよ。