二泊三日で京都、大阪行ってきました。


初日、京都に着いたときに祇園祭があったのですけど、山鉾は午前中に終わっており、そんなに混乱は無かったです。それでユースに荷物を置いた後、東山から清水方面にぶらぶら歩いて知恩院、八坂神社、通って行ったのですけど、どうもミケーレが日本の宗教に恐ろしいほどの効果を信じていて、仕舞いには気がついたら清水寺の中にある縁結びの神社で、男二人恋みくじを引く羽目になりました。ミケーレは待ち人がそろそろ来るそうで、俺は遅れるそうです。

で2日目は、北西方面に行き、金閣寺竜安寺、と行ったのですけど、金閣寺は観光客向けの悪趣味、竜安寺は石庭が思ったより小さいということで、ミケーレは満足いってなかったようです。しかし不思議なことに竜安寺の石庭、俺的には前の一度目より今回の二度目の方が、良かったです。石もある場所から見たら、15個数えられました。

それでそのあと、嵐山方面に移動して天竜寺に行ったのですけど、これが当りで良いところでした。この寺ははじめて行ったのですけど、静かで良い庭園があり、まさに寺と庭が自然に融合したところで、ミケーレもかなり気に入ってました。たぶん竜安寺の石庭は観光客がいっぱい居るときに見るときには、あまりに狭く閉鎖的に感じるのに対して、天竜寺は開放的な庭の旁をしているのが、感じ方の違いに出るのではないかと思いました。

それで天竜寺の書院の畳に座ってミケーレと庭を眺めていたのですけど、そしたら後に居た赤ちゃんを連れた女の人に「イタリアの人ですか?」と言われ、“ええそうですけど、イタリア語分かるのですか?”と聞いたら、フィレンツェに3ヶ月いた人だったそうです。そんな訳でそのあとは、天竜寺の畳の上ですっかりくつろいでしゃべってしまい、仕舞いにはその親子が去ったあとで、ミケーレと畳に寝転んで寝てしまいました。それでミケーレが「ところで、これはなんて書いてあるんだ?」と聞いてきたので、近くの立て札を見ると“寝転び禁止”と書いてあるじゃないですか!最初に見た立て札は、“喫煙禁止”だったので他のもみんなそうかと思い込んで、結果三十分もごろごろやってしまいました。道理でみんな見てた訳だ。


そんな訳で三日目には大阪に出て、鉄筋コンクリートの超近代大阪城に引きずり回したり、難波に行って道頓堀心斎橋あたりぶらつきました。しかし大阪はすごいな。あのあたり、どれだけ店があるのかと思いました。さすが商人の街です。ちなみに大阪、ミラノと姉妹都市だそうです。何人かは、どちらかと言うとナポリに近いかと言う人も居るけど。



しかし大阪と京都、あんなに近いのにまるで人の性格が違うのがミケーレも驚いてました。大阪なんかうどん屋きいただけで、結構会話が盛り上がっているものな。そこ行くと京都はやっぱり一見さんには冷たいようです。でも竜安寺付近のお好み焼き屋さんは地元の人たちだったけど、とても良い人たちで会話が盛り上がりました。ミケーレがユースで初めて入った、日本式風呂をとても気に入った話なんかして。



そんな訳で京都に行ったので、柄にも無く一句読んでみました。

天竜寺 たたみ寝転び 顔にあと


季語が無いな。