北斎殺人事件 (講談社文庫)

北斎殺人事件 (講談社文庫)

 
この本を読みました。ボストンで起こった殺人事件と、日本で北斎隠密説を追う研究者を絡めた殺人事件ミステリーです。そろそろトリノの本屋マンゲツで時代物ばかり手に入れるのも苦しくなってきました。北斎が実は隠密だったという話は読んでいくと、実証があちらこちらこじつけ臭いなとと思って読んでいたのですけど、あとで著者の経歴を知ると浮世絵研究者でしたので、あながち眉唾な話でもないようでした。物語のほうもそれなりに面白かったです。