BMW次のプレゼンテーションに向けて、形をまた1からやり直してます。しかし正直言ってどのような形にしていいのか俺もマッテオも分からないのが現状です。

しかし前回と今回のプレゼンテーションでひとつ分かったことは、卒業製作担当の先生ファントリーノの言っていることは、まるで当てにならないということはわかりました。この先生前のコンセプトプレゼンテーションの時は俺たちに「このコンセプトだから、じゃあお前らは四駆やれ」と言っておきながら、本番のBMWデザイナーとのプレゼンのときに、BMWのデザイナーが「コンセプトは悪くないけど、いきなり四駆という限定は早すぎるよ」と言ったとき、このファントリーノが「そうだ、お前ら先走りすぎだ」と手のひらを返したような事を言い出し、そして今回のプレゼンのときは奴が選んだスケッチの車をやって行ったら、またBMWのデザイナーが「この車は低すぎて、居住性が悪い。いっそ逆に車高を高くして、もっと軽いデザインにしなさい」と言ったときに、またこのファントリーノが「そうだ、しかもなんだこの80年代ベルトーネみたいなデザインは」とトドメを指すようなコメントを言いまして、味方から故意の鉄砲攻撃を受けた気がしました。その後、奇跡的に俺たちのプロジェクトは通ったので、BMWのデザイナーが帰ったあとでのファントリーノとの今後の俺たちの車の話し合いのときは我慢したのですけど、奴の話を聞いてるときは切れそうでした。マッテオも同じ気持ちだったのですけど、一応プロジェクトは通ったので奴も我慢していたようです。

しかし今回落ちたグループを見ると、どうもコンセプトをないがしろにしたのが良くなかったようです。BMWのデザイナーの話を聞いていると良く、コミュニケーション、コミュニケーションと言ってまして、デザインでどういうことが言いたいのかはっきりさせろと言うことを、強調しているようでした。そう考えると今回の俺たちのプレゼン、スケッチだけでなく、コンセプトが分かりやすい図を追加していまして、この先どういった方向へ進むべきかはっきりさせているのが、幸いしていたのだとおもいます。でなきゃ謙遜じゃなく、あんなヘタレスケッチで通るはずがないです。

まあとりあえず、もうあまり周りの言うことは聞かず、自分の勘だけを信じることにしました。これならもし次のプレゼン通らなかったときに、あの先生のせいだなんて恨み言を言わなくて済みますから。


ちなみに明日金曜はイタリアの祝日です。独立記念日だそうです。まあ絵描くから、関係ないけどね。良いアイデアが出ますように…うう。