日曜日の芸術家

仕事が少し忙しいのだけど、先週末に自転車で100km走って疲れて、また今週も疲れました。



で今週は何もしないと決めて、家の近くのタリーズでコーヒーを飲んでいるのですが、隣の六十代ぐらいの男性の机の上に広げてある物が、大変気になりました。

白い紙に何やら模様らしき物が描いてあるのですが、どうやら本人が描いた物のようです。
その模様は小学生が使うようなカラーマーカーで描かれた物で、直線を格子状に編んで曲線を組み合わせた物でした。
そしてたまに、開いた印刷物の冊子の脇の方に思い出した様に何か書きつけているのですが、それは文字の様でまるで見たことも無いものでした。

これだけでも異様ですが、身なりはオールバックの白髪で、黒のストライプ地のスーツで至って普通と言うか、むしろダンディーな感じです。
敷いて言うなら、ビジネスカバンが顔料で少し汚れていて、汚らしいのですが、他は革靴が汚れているわけでもなく、本当に普通です。
あと気になったといえば、携帯電話のストラップに愛犬の写真らしき物が入っているぐらいでした。
カバンの中もそう言った紙がたくさん入っている様ですが、手帳の中もそう言った物がびっしり描き込まれている感じでした。


前衛芸術かかなんかかな?しかし、あの文字みたいな物はすごかった。
彼の中では、確実に別の世界が形成されていると思います。